こんばんは。皆さんは子どもの前で読み聞かせをするときはありますでしょうか。
活動の区切りやお昼寝の前などに読んで、毎日この時間を楽しんでいる子もいるのではないのでしょうか。
今日はそんな絵本を選ぶ際に、一番大事なポイントをお話ししたいと思います。
大事なのは “起承転結” である。
いきなり結論から言うと、『起承転結がはっきりしているもの』を選ぶのがおすすめです。
※「起承転結」は「きしょうてんけつ」と読みます。「起承転結」とは、簡単に言うと「話や文章をわかりやすくするための文章術」です。
「起承転結」の意味とは?それぞれの意味や例文についても解説 | TRANS.Biz (trans-suite.jp)
(中略) 具体的にどのようなものかというと、「起」「承」「転」「結」という4つの分類に話を配分する方法です。
「起」、「承」、「転」、『結』
4つの分類をまとめてみると、
- 起:お話しが始まり、物語が動き出す。
- 承:起から始まった話を引き継ぎ、流れが進む。
- 転:話が展開に変わる、一番盛り上がるところ。
- 結:物語をまとめて締め括る ”結び”の部分。
日本の王道の昔話、”桃太郎”や “浦島太郎”、”シンデレラ”や “西遊記”といった外国の有名なものは同じような話の成り立ちをしていると言われています。
起と承でゆったりの話が進み、転で急展開を迎え(ここが一番大事)、結できれいに話を閉める。といった流れが、読み聞かせでは一番子ども達がワクワクし、心の底から楽しめるのです。
ちょっと種類が変わりますが、あの”ONE PIECE”の一話も同じようにできています。
- 起:海賊時代の軽い説明と少年のルフィとシャンクスのやり取り。
- 承:山賊とトラブル、衝突までの流れがじわじわ進む。
- 転:バトルが勃発、海でのルフィのピンチ、そしてシャンクスが…(とんでもない急展開)。
- 結:帽子を引き継ぎ、新しい冒険が幕を開ける(すごいキレイな締め)。
ネタバレになってしまいましたが、老若男女問わず面白いと感じ、何度読んでも飽きない内容でしょう。
面白い絵本を選んで楽しい読み聞かせを
今回、一点だけポイントを書きましたが、ほかにも絵本を選ぶ基準はたくさんあります。
- 子どもたちが何に興味を持っているのか
- 短い絵本が好きなのか
- ちょっと怖いお話が好きなのか
普段の生活や月齢発達によっていろんな選び方があると思います。子どもに物語の世界の楽しさ味わってもらい、世界が広がれるようになれば良いと思います。